合肥新橋国際空港その7「乗客が降りられない?」

到着したはずの機体をよく見ると、ボーディングブリッジが接続できず、機体に対して少しばかり高い位置で止まっている。
ボーディングブリッジを支える支柱の足元に空港作業員が集まって、何やら相談しているようだった。
どうやらボーディングブリッジの油圧ジャッキに不具合が出て、ちょうど良い高さにブリッジを下げられない事態が発生したらしい。

空港の作業員たちが集まって操作盤を覗きこむ

空港の作業員たちが集まって操作盤を覗きこむ

係員が一生賢明に操作を行なっているが、機械はうんともすんとも言わず一向に動く気配がなかった。
開港初日のトラブルと言えばお約束的なほどに良く起こることだが、それにしても開港初日なのだからそれなりに動作チェックはしているはずであり、この状況はちょっとお粗末な結果である。
 このまままだと、今到着した乗客は空港ターミナルを目の前にして降りることが出来ないのである。
 取りあえず乗客は降りられなかったが、荷物を倉庫室から降ろしたり、コックピットの窓を開けチェック資料などのやりとりなど、この状態でも出来る作業を係員たちはまず行なっていた。

航空機はコックピット窓が開く!

航空機はコックピット窓が開く!

ジェット機のコックピットの窓が開くのはこの時初めて知ったし、当然実際に顔を出している姿を目の当たりにしたのも初めてだったのでこれはこれで、ちょっと新鮮な衝撃である。

そこへ背中に階段を背負ったタラップ車がやってきた。
旧駱崗空港で使われていた物そのままらしく、階段脇に「合肥駱崗空港」と書かれたままになっている。

まだ旧駱崗空港の名前がそのまま

まだ旧駱崗空港の名前がそのまま

 ボーディングブリッジが動かないので、タラップで乗客を降ろそうという発想のようだが問題はその設置位置である。
 通常はタラップの場合であっても、ボーディングブリッジと同様に航空機の左前部から乗り降りするのが常であるのだが、今回はそこが塞がっているという事態になっており使えない。
 そこで別のドアを探すということになるのだが、左前部のドア以外からの乗降となるとこれは航空機運用の中でもかなりレアケースな対応だろう。
 まずタラップ車は、航空機の後部左側の位置に移動したが、さらにやはり後部右側に移動して待機態勢をとったのである。
 右側後部なんて、めちゃくちゃ珍しいだろうし、少なくとも私は過去に見たことが無い。

前代未聞の右側後部からの降機か?

前代未聞の右側後部からの降機か?

が、やはり左側に戻り、左側の後部ドアにタラップ車がセットされ、後部ドアが開いたのある。
ここから乗客が下りるのかなとずっと様子を見守っていたが、一部の乗務員が下りてきただけで、乗客が下りる気配はないようだった。

ドアは開いたが乗客は降りてこない

ドアは開いたが乗客は降りてこない

どうしたのかなと思っていると、空港内アナウンスが入り、
「山東航空の青島行の便は搭乗口をA6に変更します」と放送だった。

 結局、ボーディングブリッジもタラップも諦めて搭乗口を変更するという対応になったようだった。
 確かにタラップを使うとなるとしても、次の搭乗客(私)の搭乗口を変更することは一緒で、バスの手配などをいろいろ考えると結構面倒臭く、ならばやはり航空機ごと動かしてしまうのが一番簡単だったということらしい。

そこでプッシュバックを行なうトーイングカー(航空機牽引車)の登場である。

プッシュバックの準備中

プッシュバックの準備中

航空機が自力で旋回して移動するのはスペースの都合上からほぼ不可能なので、トーイングカーでバックさせてやり、さらに新しいボーディングブリッジまで連れて行くのである。
 これによりようやく乗っていた乗客は降りることが出来るし、私の搭乗も間近になったようである。

トーイングカーで後ずさり中の機体

トーイングカーで後ずさり中の機体

ゲートをお引越し中♪

ゲートをお引越し中♪

 時刻は既に14時となり、この時点で定刻の40分遅れである。
中国の航空機利用はこのくらいの遅れは日常茶飯事であり、いらいらしててもしょうがない。
さて青島(チンタオ)へ向かって出発である。

(青島流亭空港編へ続く)
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合肥新橋国際空港その6「ブリッジでトラブル」

荷物検査場の入り口の上部には安徽省の観光名所の黄山の絵が飾られていた。
黄山というだけあって、絵も黄色っぽい色彩になっていたが、実際には朝日の時に太陽の光に輝いて黄色くなるだけで普段から黄色というわけではないようだ。

さてさて出発のコンコースに出ると、流石に昨夜と違って昼間と言う事もあって外光が差し込み空間が明るく、白を基調にした内部が美しく見える。

外光が入りとても明るい

外光が入りとても明るい

上空から見るとグライダーように翼を広げる形をしたターミナルは広々として気持ちいい空間であるが、広いということはやはりそれだけ距離を歩かなくてはならなく、今回搭乗する飛行機はA1搭乗口が指定され一番端っこであった。
前日の到着便でも体験したように動く歩道は一カ所しかなく、端まで行くにはやはり結構長い距離歩かされたのである。
が、A1搭乗口に到達してみると、どうもゲートに標示されている便名が違うことに気づき、ゲート変更かと思い出発案内表示板を探してみたが何とそれも見つからなかった。
ゲートごとの出発便の表示板はあるのに、空港全体の情報ボードが無いのである。
何と不親切な情報システムだろうか?

翼を広げたようにターミナルが広がる

翼を広げたようにターミナルが広がる

荷物検査場を出た中央に戻らなければならないかと思ったが、どうせ端から戻るのでゲートを一つ一つチェックしていくとA4ゲートに変更されていることが判明した。
「良かった。」
搭乗口に到着してみると搭乗する航空機はまだ到着しておらず、どうやら遅れているようである。
まあ、こんな遅れは中国では日常茶飯事なので一々苛立つことも無いのだが、このゲート探しで焦った汗も無駄だったわけあり、折角タクシーを飛ばしてきたのにバスでも間に合ったかもしれないと思うとタクシー代がちょっと勿体なかっったなというケチな料簡が頭をもたげた。(笑)
搭乗する予定の山東航空の機体は本来なら定刻の出発時間であった時間になってようやく到着した。

出発時刻になって遅れて到着

出発時刻になって遅れて到着

「ここから30分待ちくらいか?」
この時はそんな計算をしていた。
ところがここで思わぬトラブルが発生する。
なんとボーディングブリッジが機体にうまく接続できないトラブルが発生したのである。

うまく接続できない?!

うまく接続できない?!

(つづく)
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合肥新橋国際空港その5「タクシーも知らない新空港」

新空港到着の余韻をいつまでも味わっていたかったが、既に時刻は午前1時近くとなっており、空腹と眠たさの足音が聞こえ始めたので、早々に切り上げて市内に向かった。

まあ開港初日のリムジンバスであり、ろくろく資料の無い中で何とかリムジンバスのコースを記したニュース記事を見つけたものの、全く土地勘のない未踏の地であり、実際市内のどの場所に停車するかは分からないまま少々ギャンブル気味に事前にホテルを予約してきたが、長年の旅行勘というものは我ながら凄いもので、なんと予約したホテルの200m程先にバスは止まってくれた。

これで見知らぬ土地を雨の中彷徨わずに済み、すぐに暖かいシャワーで汗を流すことが出来た。
そして念のためと上海から持って来たカップ麺が役に立ち、空腹に悩まされることなく床に就いたのである。

さて、次の日は実は合肥から空路で青島に行くことになっていた。
午後の便を予約してあり、午前中はホテルでネットをつないで何やかんやと仕事に関することを処理していたら結構出発がギリギリになってしまい、一旦はリムジンバスの起点に行ってチケットを買ったものの、どうにも出発時間に間に合わない時間になりそうだったので、結局タクシーで空港に向かうことにした。

合肥新橋国際空港へのバスはここから出る

合肥新橋国際空港へのバスはここから出る

しかし開港したての空港のため、捉まえた最初のタクシーが空港の場所を知らないという事態が発覚し、慌てて空港の場所がわかるタクシーを探して何台ものタクシー捉まえて尋ねてみるという事態に陥った。
そしてようやく行ってやると言ってくれたタクシーが現われ何とか空港に向かうことが出来たのであるが、その運転士もやはり空港に行くのは初めてのことだったようだ。

まあさすがに空港への道順は標識が整備されていたのでそれに従えばよく、途中は綺麗に整備された道ばかりで迷うことはなく車も少なくスムーズだったが、運転手も初めてだという空港に着くまで、いったい幾らかかって、どのくらいの時間がかかるか皆目見当もつかぬまま空港へ向かった。

開港したての空港の場所を知らなかった。

タクシーは開港したての空港の場所を知らなかった。

結局40分ほどで空港に到着し、高速料金と合せて100元の出費となり前日の無料で得した分が飛んでしまった形となったが、出発まで50分ほどあり、まあ何とか間にあった。

運転手も遠かったなぁ、という感想を言っており、空で帰るのはもったいないので、到着客を拾いに行くよと言い残しつつ走り去って行った。

燕の翼のような曲線の外観

燕の翼のような曲線の外観

そして本来なら昼間の空港の写真をもう少し撮影するつもりだったが、今回その時間は無くなり、午前中に行われたらしい開港式典のステージを横目に見つつ、そそくさとチェックインし荷物検査場へ向かうことになったのである。

大きく開港を祝う文字が書かれている。

大きく開港を祝う文字が書かれている。

(つづく)
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合肥新橋国際空港その4「まだ引っ越し中」

私は預け入れ荷物が無かったので、そのままゲートをスルーして待合ゲートへ。
空港開港を取材するメディアの人たちの姿は多かったが、一般客の数はまばらで、到着客を迎えに来ている人の数もそれほど多くなかった。
確かに既に夜の24時を回っている時間帯なので、そんなに到着客をは多いはずはないのである。
到着階のレストランなども当然やっていない。
それでも、今晩どのくらいの数のフライトがこの空港にやってくるのか確かめようと、到着便情報ボードを見つけたところ、なんと写真のようにまだ稼働しておおらず画面が真っ黒だったのである。(笑)
恐らくこんな光景も停電時と開港時しか見られず、やはり独特の光景である。

まだ何の文字も表示されていなかった。

まだ何の文字も表示されていなかった。

さて、市内へのバスにはまだ時間に余裕がありそうだったので、とりあえず出発ロビーに上がってみた。
この空港も軽量鉄鋼組の屋根の高い構造の空港ターミナルになっており、白を基調とした天井と柱が明るく感じ、一部は到着階から吹き抜けになっていて広々と感じる。
まあ美しいと言えば美しい空港ターミナルだが、実は最近の中国の空港は多少のデザインの違いは有れどもほとんどがこんな構造の空港になっており、目隠しして連れて来られたらどこの空港か見分けがつかない程にどの空港も雰囲気が似通っている。
流行りなのか空港を設計するデザイナーがあまりいないのか分からないが、ここまで似ていると横並びになり過ぎて美しさが美しさでなくなり、各空港が没個性化している印象は否めない。

高い天井が広々と感じる

高い天井が広々と感じる

2階の出発階のチェックインカウンターを見に行こうとしたら、航空会社の制服に身を包んだ女性たちがゴロゴロと手押し車に段ボールやパネルやらを載せて外から入ってきた。
どうやら旧駱崗空港から運ばれてきた荷物のようで、つまり今回の空港引っ越しの荷物であるようで、旧空港が22時に閉まったあと荷造りして運んできたものだと思われ、これも開港当日ならではの光景である。

大きな段ボールがいくつも運ばれてくる。

大きな段ボールがいくつも運ばれてくる。

出発階の天井には新空港開港を祝う垂れ幕が2本下がっていたが、逆に言うと新空港の開港を祝うといった雰囲気はこの垂れ幕以外には見つけることが難しかった。
日本なら、もう少しあちらこちらに花飾りやリボンなどが装飾され開港に花を添えそうなものであるが、中国ではそこまでの事はやらないようである。

これ以外の装飾はほとんど見当たらなかった。

これ以外の装飾はほとんど見当たらなかった。

空港の表に出るとこの日は雨が降っていた。
空港を外側から見るとガラス張りの外壁からは内部の様子が非常に明るく見え、周囲まで照らす姿がとても印象的で、まるで巨大な宇宙船のようでこの空間に入りたくなる魅力を放っている。

内部から光が漏れて美しい

内部から光が漏れて美しい

一階到着ゲートのすぐ外にリムジンバス乗り場とタクシー乗り場はあり、リムジンバスの切符売り場の建物もあった。

通常はここで料金を払う

通常はここで料金を払う

今夜に限りリムジンバスは無料とのことで、切符売り場は閉まっていたが、本来ならここで料金を払うことになり、市内までは25元とのこと。
まあバスとして考えると決して安くはないが、市内までの距離を考えると致し方ない料金ではあるが、なんといっても今夜は無料なのでとてもラッキーである。

(つづく)
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合肥新橋国際空港その3「ピカピカのターミナル」

ボーディングゲートブリッジを渡ると、真新しい制服に身を包んだ係員が立っていて緊張した面持ちで、到着客を案内していた。
空港ロビーは出発側と到着側を上下に分離した二層式で、例に違わず到着客は下層の通路を歩かされることになるのだが、到着通路は出発階よりエプロン側に少し迫り出しており、上空は吹き抜け状態で出発階側と一緒に空港全体の高い天井に覆われているので圧迫感はなく、エプロン側は当然ガラス張りなので実際の広さより広々と感じる。
もちろん今日完成したてのロビーはピカピカで、空気もまだ淀んでないような印象であり、まだ建設時のペンキの臭いが漂うのではないかと思うほど新しい。
(実際は匂わなかったが、、、)

天井の高い美しいターミナル

天井の高い美しいターミナル

さて、ここから到着ゲートに向かうのだが、流石移転してまで大きい空港にしたと言うだけあって、非常に通路が長い。
しかも、動く歩道が一カ所しかないためその他は長い距離を歩き続けなければならず、こちらは新空港に到着したという高揚感があるため疲れを感じることもなかったが、やはりちょっと遠い。
このあたりは中国の空港や駅など交通機関の建物全体に言えることだが、見栄え優先で大きな建物は作るが、実際の利用する人の立場に立った視点が欠けており、使いやすさに欠けるのが中国の施設の特徴である。
さてようやく中央部の委託荷物受取場に下りようとすると、通路の両側に荘子や老子などの言葉ととも絵が描かれているパネルがあり、恐らく地元ゆかりの人物を紹介しているようであった。
このあたりは最新の空港に文化の香りを漂わせる悪くない装飾だという気がする。

安徽省ゆかりの人物の描かれたパネル

安徽省ゆかりの人物の描かれたパネル

さて、通路を抜け1階に下りるとターンテーブルが並ぶ荷物受取場であるが、まだ汚れていないターンテーブルと言うのは、数ある空港の施設の中でも一番貴重な体験だったような気がする。
ターンテーブルと言うとどうしても傷だらけのベルトの上を荷物が回っているという印象が強く、今後、この新空港の建物の他の部分は当面は新しい印象を保てるとは思うが、重い荷物をすぐに載せることになるターンテーブルはあっという間に傷ついてしまうに違いなく、真新しい状態を見るのはこの瞬間しかないはずだからである。
実際真新しターンテーブルはまだピカピカで頬ずりしたくなるほど綺麗だった。

真新しいテーブルが並ぶ

真新しいテーブルが並ぶ

 

ピカピカのターンテーブル

ピカピカのターンテーブル

 

合肥新橋国際空港を取材するテレビカメラ

合肥新橋国際空港を取材するテレビカメラ

そしてターンテーブルの周囲には、テレビカメラが待ち構えており到着した乗客のインタビューを行なって感想を聞いていたようだ。
ところで、件の1番機争いの件だが、到着便情報を見ると、北京からの便が1番で0時2分、その後鄭州からと連雲港からの便が続き、私が乗ってきた便は4番目だったようだ。
他に3機も停まっていたかなという印象だが、考えてみればこの空港のターミナルはエプロン側に向かって弧を描いて迫り出す錨のような形状となっており、中央より反対側に駐機している機体は確かに見えない形状なのである。

上海からの便は0時16分で4番目

上海からの便は0時16分で4番目

(つづく)
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合肥新橋国際空港その2「生まれたての空港」

飛行機に乗り込んで周囲の乗客に聞き耳を立ててみると、流石に今日から新しい空港になることを知らない人はいないようだったが、私同様にチラシを見てリムジンバス無料の知らせを喜んでいる人は何人かいた。

そして、驚いたことに私以外にも日本人が乗っているようで、日本語の会話も聞こえてきた。

「こんな時間なのに、日本人もいるのか、、、」

今や中国にはどこにでも日本人がいるといった印象である。

さて、機内は新しい空港へ向かうと言った特別な緊張感もなくフライトが続いていたが、途中結構気流が激しい個所があり、何度も揺れた。

まさか落ちることはあるまいが、ちょっと生みの苦しみのような神の洗礼かも知れないなどと考えつつ目的地へ向かう。
着陸前になっても細かい揺れは続いていたが、無事新空港の滑走路に着陸した。
窓に雨粒が付き、路面が濡れどうやら現地は雨のようだった。

滑走路から駐機場に移動する状況を、隣の人越しに窓の外を眺めてみたところ、ターミナルの方はがらんとしており、流石開港したての空港だなという状況だったが、残念ながら別のボーディングブリッジに既に先着していた1機の飛行機がいるのを見つけ、1番機争いは叶わなかったようであった。

遠くに一機だけ先客が見えた。

遠くに一機だけ先客が見えた。

それでもほとんど飛行機が駐機していない、がらんとした空港に到着するのは何とも言えない優越感があり、こんな体験は滅多にできるものではない。
最近でこそ各地の空港で新ターミナルオープンが相次いでおり、新しい設備を体験する機会はそれなりに多くなったと思うが、こんなに大きな規模の空港で航空機のない時間を体験できるのは新規開港時だけである。

そして機体は7番ゲートに到着し、ドアが開けられ、降機が始まる。
いよいよ新空港への踏み入れである。
ボーディングブリッジも当たり前だが真新しくピカピカである。

真新しい合肥新橋空港のボーディングゲートブリッジ

(つづく)
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合肥新橋国際空港その1「出発」

安徽省の合肥空港が新しくなるというニュースを聞きつけ、チケット代も安かったので行ってみることにした。
合肥市は安徽省の省都で、人口450万人の大きな都市であるが、安徽省自体が中国の中では田舎の部類に入る省であり、国の中でそれほど重要な位置を占めている訳ではない。

しかし今回完成した新たな空港では国内で5番目に4E規格が採用され、A380も離発着が可能な空港になっているというから関係者の気合の入れようは半端じゃないと見える。
報道によれば29日22時を以て旧駱崗空港は閉鎖され、30日零時から新空港がオープンするとの情報だった。

そこで今回搭乗したのは中国東方航空のMU5467便で、上海浦東国際空港を5月29日23時20分に出発し合肥新橋国際空港0時05分に到着する便である。
こんな真夜中の便に乗って何を狙ったのかと言うと、当然のことながら新空港に到着する第1便を狙ったのであり、もちろん1番機争いは、他の空港からの便の状況があるので何とも言えないのだが、少なくとも生まれたてホヤホヤの空港に到着するという優越感を味わうにはこうするほか無かったのである。
合肥は上海からだと高速鉄道で3時間弱の距離で、合肥市に行くだけなら鉄道を使ったほうが効率的なのだが、開港日の出発便もない零時過ぎの時間帯にこの場所に行くには、飛行機で降り立った方が効率的だったのである。
実際、今回29日の19時半に家を出たから、合肥新橋国際空港に到着するまで5時間もかけてしまった。

さて上海浦東国際空港では沖合の503番ポットの駐機場から出発であり、T1の206番ゲートからバスとなったが、搭乗前に係員からチラシが配られたので良く見ると、新しい空港の市内までのリムジンバスの情報が書かれており、今回に限り無料だとの案内が書かれていた。

リムジンバスが無料だと書いてある。

リムジンバスが無料だと書いてある。

「ラッキィー!」

現地での交通費がちょっと浮いた。

駐機場にはやや小ぶりのA320機が待っていた。

(つづく)
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