上海市の2大空港である上海虹橋国際空港と上海浦東国際空港では、それぞれ搭乗エリアにWIFIエリアが設置されており、無料電源とともに誰でもスンマートフォンやノートパソコンを持ち込んでネット接続が可能になっている。
今回久々に上海虹橋国際空港T1の国際線出発エリアを利用したので、WIFI接続をテストしてきた。
誰でも利用できると書いたが、インターネット接続には個人認証が必要で、匿名で接続できるわけではない。
この認証には2つの方法があり、中国大陸で契約された携帯電話による認証とパスポートによる認証がある。
中国契約による認証の場合は、まずスマホかノートパソコンでホットスポット、Aiport-FreeWifi-HQ(浦東はPD)に接続し、ブラウザを立ち上げると登録画面が現れる。
こちらに自らの携帯電話番号を入力すると、SMS(ショートメール)で確認コードが送られてくるので、それを入力するとインターネットが接続に可能になる。
また中国契約の携帯電話番号を持たない場合は、パスポート認証が可能な機器が設置されている。
上海虹橋国際空港の国際線エリアの場合は、中国語は無論のこと日本語、英語、韓国語の操作が可能になっている。
パスポートの写真ページをスキャナで読み取らせると、ユーザー名とパスワード4桁を記したシートが印刷される。
これを使って、先ほどの画面でログインを行うとインターネットに接続が可能になる。
なお、電源スタンドの電圧は220Vだが日本型のプラグでも差し込み可能であり、近年のパソコン・スマホなどでは問題なく接続が可能で、日本からの旅行者でも使用できる仕様となっている。
またUSB電源供給も可能になっていて、スマホの充電ならこれで十分なものとなっており、もちろんすべて無料できる。
今回は上海虹橋国際空港の例だが、上海浦東国際空港でもほぼ同様の接続環境となっているので、国際線利用客は出発までの時間、ビジネスの連絡やネット接続を楽しむことができる環境が整っている。
ただ、接続に関しては公共空間WIFIで暗号化などが行われていないので、やりとりする情報は必要最小限にして、銀行取引などは避けたほうが良いのは公共WIFI利用上の注意としてやはり心に留め置くべきであろうと思われる。
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