上海虹橋国際空港に隣接する上海虹橋駅から北京、南京、杭州、南通へと4本の高速鉄道が開通しています。
上海虹橋駅
上海虹橋国際空港の第2ターミナル(T2)の西隣には上海虹橋駅(鉄道駅)が隣接して設置され建物が繋がっているのでT2から歩いて移動することができる。この上海虹橋駅からは北京、南京、杭州、南通へと4本の高速鉄道が開通している。
上海虹橋駅の構造
上海虹橋駅は空港同様に上が出発、下が到着の構造で、3階が出発コンコース、地下1階が到着ロビーで地下鉄と接続するとともに、飲食などのショップ街となっている。
コンコースには切符がなくても入場できるが全ての人に対してセキュリティチェックがあり常に行列状態となっていて不必要に入場するのは避けた方がよい。
◇滬寧城際鉄道
上海虹橋駅と江蘇省の南京駅を結ぶ高速鉄道で延長300㎞を最速120分ほどで走り抜ける。上海―南京間の蘇州・無錫・常州・鎮江などの各都市を結ぶことが目的のため各列車とも停車駅が多い。また運行列車の半分は上海駅始発の運行となっており虹橋駅は思いのほか少ない、南京から先の湖北省武漢や安徽省合肥方面への列車も乗り入れる。
◇京滬高速鉄道
北京及び天津と上海虹橋駅を結ぶ高速鉄道で総延長1328㎞を最速5時間弱で走り抜ける。上海―南京間は滬寧高速鉄道とほぼ並行した路線を走るが、駅数や停車本数は滬寧城際鉄道に比べると少なく、かつ駅の位置がが市内より離れた場所に設置されているため、市内までの移動時間を考えると、南京までの沿線各都市へ移動の場合は滬寧城際鉄道の方が便利である。
◇滬杭高速鉄道
上海虹橋駅と浙江省の杭州駅を結ぶ高速鉄道で総延長160キロほどを最速49分ほどで走り抜ける。運行ダイヤはほぼパターン化されており、毎時ちょうどに杭州行きの列車が走り、杭州から先の浙江省や福建省方面への直通列車も同路線に乗り入れる。また北京方面からの列車も上海虹橋駅を通じて一部乗り入れている。
◇滬蘇通鉄道
上海市と江蘇省の南通市を結ぶ高速鉄道で、総延長143キロを最高時速200㎞で、最短1時間20分ほどで走り抜ける。南通側の拠点は南通西駅となるが、その先の塩城、連雲港や徐州、武漢、重慶、成都へ向かう一部列車も一部このルートを経由している。
主要駅 | 所要時間 | 2等席 | 1等席 | 商務席 |
---|---|---|---|---|
昆山南 | 19分 | 24.5元 | 34.5元 | |
蘇州 | 33分 | 39.5元 | 59.5元 | |
無錫 | 54分 | 59.5元 | 94.5元 | |
常州 | 70分 | 74.5元 | 119.5元 | |
鎮江 | 95分 | 109.5元 | 174.5元 | |
南京 | 120分 | 139.5元 | 219.5元 |
主要駅 | 所要時間 | 2等席 | 1等席 | 商務席 |
---|---|---|---|---|
南京南 | 67分 | 134.5元 | 229.5元 | |
徐州東 | 157分 | 279元 | 474元 | |
済南西 | 222分 | 398.5元 | 673.5元 | |
天津西 | 295分 | 513.5元 | 868.5元 | |
北京南 | 290分 | 553元 | 933元 |
主要駅 | 所要時間 | 2等席 | 1等席 | 商務席 |
---|---|---|---|---|
嘉興南 | 25分 | 38.5元 | 61.5元 | |
杭州 | 49分 | 75.5元 | 122.5元 | |
杭州東 | 53分 | 73元 | 117元 | 219.5元 |
紹興北 | 76分 | 92.5元 | 150.5元 | 282元 |
寧波 | 118分 | 144元 | 237元 | 444元 |
温州南 | 229分 | 226元 | 335.5元 | 689元 |
福州南 | 385分 | 261.5元 | 333元 | |
厦門北 | 481分 | 328元 | 413元 |
主要駅 | 所要時間 | 2等席 | 1等席 | 商務席 |
---|---|---|---|---|
張家港 | 58分 | 48元 | 77元 | 145元 |
南通西 | 75分 | 69元 | 109元 | 206元 |
塩城 | 135分 | 149元 | 235元 | 482元 |
徐州 | 170分 | 293元 | 494元 | 954元 |
連雲港 | 230分 | 228元 | 366元 |
中国の高速鉄道は全区間で実名制が実施されており、切符の購入には身分証明証が必要で、切符に名前(身分証明書番号)が記載されることになっているため、外国人は原則パスポートを持って窓口に並ぶ必要がある。
(中国人の場合は自動券売機を利用できる)
ただし外国人でも中国での決済口座を持っていればネットから予約購入は可能。
上海虹橋駅には、3階出発コンコースの南北両側と地下1階到着ロビー中央の東西両側に、切符売り場窓口と自動券売機がある。
(自動券売機を利用できるのは中国人のみ)
上海駅・上海南駅・上海西駅など上海市内の各鉄道駅(地下鉄駅は不可)で切符を購入できるほか、上海市内の繁華街などに100カ所以上設置されている切符販売所(代理售票処)で購入ができる。
切符販売所で購入の場合でもいずれも切符購入には身分証明証(コピー可)が必要で、手数料が5元かかる。
なお払い戻しや変更は販売所で購入した場合でもその販売所を管轄する駅の専用窓口でしか払戻しや変更ができない。
中国の高速鉄道の列車の切符は全席指定で商務席(ビジネスクラス)・1等・2等の区分があるが、日本のように自由席制度はなく必ず切符に指定された列車に乗らなくてはならない。
「無座(wu2zuo4)」という券もあるがこれは立ち席券であり、空席があれば座ることはできるが席の所有者が来たら譲らなくてはならない。
中国の運賃は列車の速度などにより区分が定められ、列車番号の頭文字で区分することができ、同じ区間でも列車区分と座席等級により運賃が異なりスピードが速い列車区分ほど運賃が高い。
G=最高時速300キロで走る高速鉄道の列車。
D=最高時速200~250キロで走る動車組と呼ばれる新幹線タイプの車両を使って運用される高速列車。現在中国での主力列車。
○その他
現在上海虹橋駅からは発着していないが上海駅と上海南駅を発着する在来線には下記のような区分の列車が走っている。
Z=客車型の直達列車
T=客車型の直通特快列車で、従来の特急列車。
K=客車型の直通快速列車。Tより停車駅数が若干増える。
N=客車型の管轄管内列車。停車駅が多く遅い。
数字のみ=普通列車。
1、2、5から始まる列車は「普通快車」6、8で始まる列車は「普通慢車」
中国ではどの駅でも駅入場時にはX線機械による安全検査が実施され、揮発性の可燃物など危険物は持ち込めない。
検査は航空機ほど厳しくないが大きなナイフなど危険と判断されやすい物はなるべく持ち込まない方が無難。
自動改札では①通路右側のセンサーに切符を挿入するとゲートが開き、切符が改札機上部から出て来る。②切符を取るとゲートの中に入れるが前の人が抜けてから切符を挿入しないとエラーになる場合もある。③時々抜き打ちで係員による切符と身分証明書の照合が行われ、一致しないと乗車できないので必ず身分証明書の携帯が必要。
自動改札の場合
自動改札では①通路右側のセンサーに切符を挿入するとゲートが開き、切符が改札機上部から出て来る。②切符を取りゲートから外にでる。(取り忘れないように!)前の人が抜けてから切符を挿入しないとエラーになる場合もある。
有人改札の場合
①通常は改札係員に切符を見せるだけで通過できる。
駅まで切符を買いに行く時間が無い時にに役に立つのがこの販売代理店。原則として中国全国の切符が買え、10日後の列車までが買えるなど駅より早く切符を手に入れられる。
但し1枚につき5元の手数料がかかる。
身分証明書の提示が必要な条件は駅と同じ。
また払い戻しはここではできず、販売処を管轄する駅まで赴く必要がある。
TEL.021-51245555
○中国鉄道部公式サイト(切符予約など)
○空港公式サイト(中国語・英語)
上海虹橋国際空港周辺のホテル
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上海市内のホテル
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○エリア別で探す(上海ガイドブック手帳)
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