上海虹橋国際空港の国内線の第2ターミナル(T2)と高速鉄道の上海虹橋駅、或いは長距離バス乗り場は、上海交通総合ターミナル(上海虹橋枢紐)として一体で建設されている。
ただ一体といっても空港と鉄道駅はそれぞれが巨大な施設であるため、お互い1キロほど離れており、相互の乗換にはそれなりの時間を要する。
まず、一番基本的な移動方法が徒歩である。
上海虹橋国際空港の空港の到着ロビーからエレベーター或いはエスカレーターですぐに降りることのできる地下1階レベルは、上海虹橋駅の地下までの通路が繋がっており、天候に左右されることなくここを徒歩で歩いて移動することが出来る。
ただやはり1キロ程度の距離があり、ただ単純に歩くと時間がかかる上に非常に疲れてしまうので、乗り換え客のために動く歩道が用意されている。
とは言えなんと4機もの動く歩道を乗り継がなければならず、動く歩道の上で休むことは可能だが結構トータル時間がかかり、上海虹橋駅のコンコースにたどり着くまでに最低でも20分くらい見ておいた方がいい。
しかもたどり着いた先の上海虹橋駅のコンコースも世界一と言われるほどに広いので、コンコースに入るセキュリティチェックも含め、コンコースの端まで移動しなければならなくなった場合はプラス10分は見ておいた方がいいだろう。
次に利用できる可能性があるのが地下鉄である。
上海虹橋枢紐には地下鉄10号線と2号線が乗り入れており、虹橋第2ターミナル駅(虹橋2号航站楼)と虹橋鉄道駅(虹橋火車站)という2つの駅があって、この1区間を乗れば、徒歩で歩くよりはやや楽に移動できる。
ただ残念ながら虹橋第2ターミナル駅は2号線と10号線のホームが別になっている上に、改札口もそれぞれ別であり、早く来た列車に乗るという乗り方が出来ない。
ちなみに運転間隔は2号線が6~12分、10号線が10~15分と2号線の方がやや密なので、急ぎたい場合は2号線が便利であり、逆に空いているのは10号線となっている。
運賃は何れも1人3元(約50円)となっていて、荷物が重い場合などは利用するのも手ではあるが、運転間隔やホームへの移動時間などを考えれば時間短縮という面では地下鉄利用はあまり意味がない。
地下鉄の「虹橋鉄道駅」駅から列車に乗るコンコースに上がるエスカレーターもあまり近いとは言えないのが実際のところで、地下鉄を使うメリットがあるとは言い難いのである。
そして3つ目の手段がカートの利用である。
上海虹橋国際空港の到着ターミナルの地下に下りたところにカート受付が有り、上海虹橋駅の地下をを経由して、一番西端の上海虹橋汽車站(バスターミナル)までを、日本のゴルフ場や遊園地にあるような電動カートで運んでくれる。
料金は1人10元(約170円)で、上海虹橋汽車站まで7~8分程度で移動できるので、移動手段としてはこれが一番早い事になる。
ただし運行時間に制限が有り、早朝深夜は運行されてないので地下鉄か徒歩ということになる。
いずれにしても、一体化して便利になったように見えるこの上海虹橋国際空港と上海虹橋駅であるが、想像よりは時間がかかるこの乗換となっている。
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