安徽省の合肥空港が新しくなるというニュースを聞きつけ、チケット代も安かったので行ってみることにした。
合肥市は安徽省の省都で、人口450万人の大きな都市であるが、安徽省自体が中国の中では田舎の部類に入る省であり、国の中でそれほど重要な位置を占めている訳ではない。
しかし今回完成した新たな空港では国内で5番目に4E規格が採用され、A380も離発着が可能な空港になっているというから関係者の気合の入れようは半端じゃないと見える。
報道によれば29日22時を以て旧駱崗空港は閉鎖され、30日零時から新空港がオープンするとの情報だった。
そこで今回搭乗したのは中国東方航空のMU5467便で、上海浦東国際空港を5月29日23時20分に出発し合肥新橋国際空港0時05分に到着する便である。
こんな真夜中の便に乗って何を狙ったのかと言うと、当然のことながら新空港に到着する第1便を狙ったのであり、もちろん1番機争いは、他の空港からの便の状況があるので何とも言えないのだが、少なくとも生まれたてホヤホヤの空港に到着するという優越感を味わうにはこうするほか無かったのである。
合肥は上海からだと高速鉄道で3時間弱の距離で、合肥市に行くだけなら鉄道を使ったほうが効率的なのだが、開港日の出発便もない零時過ぎの時間帯にこの場所に行くには、飛行機で降り立った方が効率的だったのである。
実際、今回29日の19時半に家を出たから、合肥新橋国際空港に到着するまで5時間もかけてしまった。
さて上海浦東国際空港では沖合の503番ポットの駐機場から出発であり、T1の206番ゲートからバスとなったが、搭乗前に係員からチラシが配られたので良く見ると、新しい空港の市内までのリムジンバスの情報が書かれており、今回に限り無料だとの案内が書かれていた。
「ラッキィー!」
現地での交通費がちょっと浮いた。
駐機場にはやや小ぶりのA320機が待っていた。
(つづく)
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