台湾桃園国際空港は、台北市内から離れた桃園県に設置されているため台北までバスなどで移動する必要がある。
そのアクセス手段の一つとして台湾の新幹線(高鉄)の利用も可能なのだが、最寄り駅の高鉄桃園駅は台湾桃園国際空港から少々距離が離れており、計画されてるMRTも開業時期が伸びているため、現在は連絡バスが運行されている。
なおこの区間の連絡バスは705路という路線になるが、これ以外にも5087路、5089路というバスが桃園県の市街地へ台湾桃園国際空港を経由して運行されている。
ただこれら2つは沿線客のための路線なので、途中の停留所が多く、空港と駅の間を移動するだけなら使い勝手が良いとは言えないのでやはり高頻度に運行されている705路の利用をお勧めする。
705路ならば、5~10分の頻度で運行されている。
さて、この連絡バスの車両は、暫定的な連絡手段となっているためか、通常の公共バスのような車両が使われており、トランクは特に設置されていない。
その代わり内部の座席数が削られ、車いすやスーツケースを載せられるスペースが確保されており、空港利用客のための荷物置き場となっている。
このため利用客の多いときはスペースが埋まり、前後の通り抜けが出来なくなるほどにスーツケースが並ぶ。
ただし、このシャトルバスは便数が多いので、乗客だけが極端に多いというケースは少ないようで、スーツケースと乗客がバランスよいレベルで車内に収まり運行される。
運賃は30NT$(日本円で約100円)でリーズナブルであり、台北悠遊カードも使える。
所要時間は25分ほどで、よほどのことが無い限り大幅に時間が狂うことはないが、一般道を走るのであまりタイトなスケジュールはやはり避けたい。
高鉄桃園駅には、駅の目の前に到着し、雨の日でもほとんど濡れずに駅へ入ることが出来る。
高鉄桃園駅も、ガラス張りの明るい小じんまりとした駅舎で、内部の見通しもよく、乗り継ぎ利用に際して迷うことは無いと思われる。
いずれMRTが開業した際は、この連絡バスは廃止されてしまうかもしれない.が、それまでの間は貴重な足として活躍するこの連絡バスである。
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