上海虹橋国際空港に繋がる虹橋枢紐の上海虹橋駅階下に台湾料理を提供するお店が加わった。
場所は上海虹橋駅の降車口のスペース内の、北側のブロックのうち、やや東側の上海虹橋国際空港よりの位置である。
お店の名前は「台湾小吃・好縁」であり、小料理的な単品と定食的なセットを出すお店。
ビーフンや魯肉飯(ルーローファン)、牛肉麺などがスープや野菜とともにセットで提供され、単体注文の飲み物としては普通のソフトドリンクと一緒に豆乳も用意されている。
実はこの上海虹橋駅の出発階コンコースにあったお店が、地下にも出店したようである
お店は事前清算方式となっていて、入り口のレジで注文をして、食券代わりのレシートともに番号スタンドを渡されるので、自由に空いた席にその番号スタンドを置いて配膳を待つシステムとなっている。
そして今回は欲張って、魯肉飯のセット(38元)と牡蠣オムレツ(珂仔煎)(22元)の両方を注文した。
食事としては魯肉飯のセットだけで十分足りるが、どうしても牡蠣オムレツが食べたかったので追加をした。
現在はお店のオープン特価で22元となり、もとの価格は32元のようである。
台湾現地の夜市と比べても、まあまあ妥当な価格と言えるかもしれない。
店内は、天井が高めで明るい雰囲気で、木製のテーブルと椅子が整然と並べられている。
台湾的な雰囲気を出すためのパネルや写真が貼られており、照明は台湾風景の象徴と言えるランタンを模したもので結構しゃれている。
さて運ばれてきた料理が、写真で上が魯肉飯のセットで下が牡蠣オムレツ。
魯肉飯のセットは魯肉飯のほかに、茹で野菜のほかに、冬瓜のスープが付いている。
魯肉飯は絶賛するレベルではないが醤油がしみて、そこそこ美味しい。
また冬瓜のスープは、味の濃い魯肉飯と対象的でさっぱりとしていてほぼ現地の味そのものと言ってよいのではと思われる。
また牡蠣オムレツは9インチピザよりやや大きいくらいのもで、独特のタレがかかっており、粒の大きい牡蠣が十分な数入っている。
口にいれると、生地のトロトロした部分と、タレと牡蠣が絶妙にマッチングしてとても美味しい。
上海でこういったタイプの台湾料理を提供する店はあまり多くないので、空港や高速鉄道を利用せずとも、このお店を訪れたくなるこのお店である。
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