上海虹橋国際空港T1のシャロンでカツ丼

以前にも紹介したが、日本からの国際線が発着する上海虹橋国際空港の第1ターミナル(T1)には、日本食が食べられるシャロン(沙龍餐廟)がある。
ひょっとすると、私の家から最も近い日本料理屋なんじゃないかなという気もする。
上海市内の日本料理店の相場からするとやや値段が高めではあるが、上海虹橋国際空港の他の飲食店も市内より高めであることを考えると、相対的な割高感は薄まり、寧ろ手頃感を感じるこのお店である。
さて、今回その最も身近な日本料理のお店でカツ丼を食べてみた。

上海虹橋国際空港T1の「シャロン」のカツ丼
なかなかボリュームのあるシャロンのカツ丼

値段は65元で、上海市内のお店なら40元前後で食べられるはずなので、値段的にはやはりやや割高である。
ただ、その分というかボリューム感はあり、ご飯も肉も汁も美味しく、肉はそれなりの厚みがあって、日本で食べるカツ丼にほぼ同じ味は出ていると思う。
もちろん日本の名店の味を知っている方には物足りないかもしれないが、日本のそばやなどで注文するレベルを考えたら十分すぎるくらいの内容だと思う。
写真の通りメインのカツ丼の他、味噌汁、漬物と果物(今回はスイカとリンゴ)で十分お腹いっぱいになる。
と、料理の味自体には不足はなかった。

ただ、惜しむらくはこのお店自体がやや古く陳腐化しているということか。
内装の古さは目をつぶるとしても、写真のようにお盆の端が割れていたり、味噌汁椀の縁の塗りがやや剥げていて、いかにも使い古されているといった状態だった。

上海虹橋国際空港T1シャロン内部
ややひと昔前の内装の印象

また、無料電源は幾つかのテーブルの足元にあったもののWIFI電波は発見出来ず、PCであれスマートフォンであれ、このお店でネット接続は自前で3G回線などを用意しなければならない環境の様である。

上海虹橋国際空港T1の「シャロン」の電源
足下に何か所か電源を発見

総じて上海虹橋国際空港は上海浦東国際空港に比べネット環境が貧弱で、T2の内部の搭乗口付近の一部に無料のWIFIスポットはあるが、ターミナル全体を覆うような状態にはなっておらず、T1・T2とも適用範囲は狭い。
まあ食事のときは、食べることに集中してネットは諦めよということなのかもしれない。

上海虹橋国際空港T1の「シャロン」のカツ丼
改造計画はあるが、内装はやや古い上海虹橋国際空港T1

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