最近の国際原油市場やジェット燃料市場の値下がりを受けて、日本と中国を結ぶ国際線の燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)も値下がりが予定されている。
航空各社では既に2月1日発券分の日中間航空券について値下げを発表しており、2月1日以降の特別燃油加算運賃は1区間につき従前の5500円から3500円に値下げされ、往復チケットの場合は4000円の値下げ幅となる。
また中国大陸発の往復航空券については日系の航空会社は国外発券の航空券は米ドル建てで計算され、日本国内発券より割高になっているが、やはり2月からの改定が予定されており、1区間あたり68ドルから43ドルと25ドル引き下げられ、往復で50ドル(約310元)値下がりとなる。
また中国系の航空会社の中国発運賃は、東方航空の場合従来の1区間480元から280元へ200元引き下げられ往復で400元下がる見込みとなっている。
さらに台湾や香港と日本を結ぶ航空便についても同様の値下げが行われる予定で、日系航空会社は中国と同じ値下げ幅となる。
またキャセイパシフィック航空については1区間4500円から3000円に引き下げられる。
これらの金額はどの航空会社も概ね、10月~11月の2ケ月間のシンガポールケロシンと呼ばれる国際燃油市場の平均価格によって算出されていて、2015年2月分発券分からの適用となっている。
なお、これらの新サーチャージ価格の適用は2月1日零時以降に発券(決済)が行われるチケットに適用され、1月31日以前に発券が行われたチケットに対しては適用されず、差額の精算も行われない。
基準となるのが搭乗日ではないので注意が必要。
現在さらに燃油市場が下がり続けているため、2014年12月~2015年1月の平均価格によっては、2015年4月以降の燃油サーチャージが廃止或いはかなり低い水準まで下げられるのは確実と見られており、10年近く続いたサーチャージが終了する可能性がある状況となっている。
シンガポールケロシン市場によれば、現時点での4月以降の算定基礎となる対象期間の平均価格は1バレル60ドルをやや上まわる水準のため、このままの推移すれば日中路線のサーチャージは1区間あたり500円或いは6ドル、40元といった水準が見込まれる。
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