上海虹橋国際空港からの人民広場への深夜バスに乗ってみた。

上海虹橋国際空港T2の深夜バス案内板

今年1月11日から、上海虹橋国際空港での深夜到着便の旅客に向けて、人民広場までの運行が開始されているが、今回このバスに機会を見つけて乗ってみることにした。

上海虹橋国際空港には2・10号線の2本の地下鉄が乗り入れているが、残念ながら上海の地下鉄の終了時間は早く23時には最終電車が出て行ってしまう。

深夜の上海虹橋駅

深夜の上海虹橋駅

そうなると乗客はタクシーに頼るしかないことになるのだが、上海虹橋国際空港の夜間到着便は思いのほか多く、公式サイトの到着案内で確認したところ定刻ベースで21時以降に到着する便が36便、22時以降に絞っても12便ありタクシー乗り場はいつも混雑していて30分以上の乗車待ちはザラだと言われている。
そんな状況を改善すべく、設置されたのが上海虹橋国際空港から市内への深夜バスであり、22時30分以降、上海市中心部の人民広場まで運行されている。
この深夜バスは「夜宵巴士」と呼ばれ、日中はターミナル間のシャトルバスが発着する上海虹橋国際空港T21階到着ターミナル北側(建物を出て右手)から発着する。

日中はターミナル間シャトルバスの発着場所

日中はターミナル間シャトルバスの発着場所

上海虹橋国際空港から人民広場までの片道送迎で逆方向への乗客扱いは行っていない。
さて、22時30分が毎晩の始発便のため、22時15分頃に乗り場に行ってみると、数人のスーツケースを持った旅客がいたが、混雑しているような状況では無かった。
まあこの時間であればまだ地下鉄は運行されているので、人民広場までわざわざこのリムジンバスを選択する理由がないのである。
地下鉄だと一般列車の場合、2号線が22時45分が最終、10号線は22時ちょうどが現在の最終列車だが、2号線には23時32分発の特別列車があり人民広場や浦東側の世紀大道駅まで運行されている。
運賃もたった10元(約170円)とは言え、地下鉄で行けば4元なので地下鉄があるうちは地下鉄を選択するということになり、この時点でこのバスが勝っているのは乗り心地くらいなもので、乗客が少ないのは致し方ない。
故にもっと遅い時間になると乗客が増えるのかも知れないが、今回はこの22時半始発の便に乗ってみた。
バス車両は上海浦東国際空港の機場2線、つまり静安寺まで運行されているリムジンバス車両の転用が行われており、両空港のバスを共通運用しているため、シートピッチ80センチ程度の比較的余裕ある座席となっている。

上海虹橋国際空港T2からの深夜バス外観

上海虹橋国際空港T2からの深夜バス外観

従ってスーツケースのような大型の荷物があればトランクに預けることができるが、こちらは今回はそんな荷物もないのでそのまま乗車する。
バス運賃は乗車後に料金徴収係のおばさんがバス内に乗車して来るのでそこで払うことになる。
料金を徴収した係員はバスを降りて行ってしまい、次のバスに備えて詰所に戻りバスには同行しないスタイルを取っており、最近の上海のリムジンバスは全てこのスタイルを取っている。
要するにバスに同行する意味は無いので、合理的にターミナルに1人の料金徴収員を置いて賄っているという判断のようである。
さて、ほとんど座席が埋まらないまま、バスは市内の人民広場に向かって出発する。

上海虹橋国際空港T2の深夜バス内部

上海虹橋国際空港からの深夜バスの内部

バスは高架道路を市内までひた走ることになるのだが、もう22時過ぎの深夜ということもあり、道路はほとんど混雑しておらずスイスイと流れる。
バスルートは上海虹橋経済開発区などのオフィス街や静安寺の商業的中心地の脇を通過していく。
もっと早い時間帯なら都会的なライトアップが楽しめるルートだが、さすがにこの時間帯になると、既に夜間照明も消されているようで、ライトアップの無い真っ黒いビルの塊の中に、各部屋の窓明かりや街灯が少し見える程度の深夜の光景となっている。

上海虹橋国際空港からの深夜バスの車窓風景

深夜バスから見る上海の街は暗い

そしておよそ25分で終点に到着する。

終点に到着した上海虹橋国際空港からの深夜バス

終点の人民広場に到着した深夜バス

人民広場行きと記されているこのバスだが、このバスの到着点は人民広からやや離れた場所で、延安東路を西蔵南路の交差点から150m程東の外灘方面に進んだ場所に到着する。

上海虹橋国際空港からの深夜バスの終着点

上海虹橋国際空港からの深夜バスの終着点

まあ確かに人民広場からはそんなに遠くない場所だが、人民広場行きと言われてバスに乗って、この場所に降ろされてしまうと、上海に住む人間はともかくとして、外地から来た人は当惑してしまうかもしれない。
つまりここからどう行動していいか、悩んでしまう可能性がある。

 恐らくここからほとんどの人が、タクシー或いは更なる市内の深夜バスの利用が必要になるのだと思うし、黄浦江を渡って浦東方面へ行く人が多いのだと思われ、まあその為もあってこの黄浦江トンネル手前の位置の降車場所なのかなと推測できるのだが、必ずしも便利の良い降車場所ではないという気がする。
 市内に来れる分だけタクシー代の節約に繋がる面もあるとは思うが、逆に言うとその意味でしかこのバスの存在意味がないように思われるのである。
 そもそも深夜バスの到達先が人民広場という選定自体も、確かに街の中心とはいえ適切な場所であるとは考えがたく、深夜帯の乗客数によっては到達先の変更必要なのではなかという気がする。
 個人的な意見としては鉄道の上海駅あたりが、その後の乗継ぎを考える上でのベストの到達先なのじゃないかという気がしている。
 上海虹橋国際空港からの深夜バスは確かにその存在は利用者にとっては有り難いが、内容にはまだ一考の余地があると思われるこの運行である。

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