昨日、久々に上海浦東国際空港を訪れ、到着ロビーで時間を過ごしていたのだが、一つ気になったものを発見した。
上海浦東国際空港T1の1階の到着ロビーのちょうど中央付近には、到着待ち客のためのベンチがあり、更にはパソコンやスマホなどの充電用の電源コンセントがある。
ベンチの数に対して、コンセントの数は少ないなという印象は否めないが、まあコンセントそのものがない空港もあるので、到着ロビーにあるものとしては十分だろう。
ところが、そこで気になったのは電圧表示が全くなかったのである。
恐らくここは中国なので、この電源が220Vであるのは間違いないことであろうが、しかし上海浦東空港が国際空港であることを考えれば、少々配慮に欠ける設備表示だということが出来る。
当たり前の話であるが世界の電源の電圧は国によって違い、例えば日本の家庭用コンセントは100Vであり、基本として日本国内の電化製品は中国では使えないので、日本の100V用の電化製品のプラグを220Vのコンセントに繋げば壊れる可能性がある。
まあ最近のノートパソコンや携帯電話用の充電器は海外使用の可能性を意識して、幅広い電圧に対応できるものがほとんどであるが、必ずしも全ての商品が対応できるものとは限らず、日本以外の国の物は尚更事情が分からない。
つまり中国の220V電圧に対応していない機器繋げば壊れる可能性があるのだが、この設備の設置者はその可能性を見落としているのか、電圧表示を書き漏れしているのである。
つまり、この世界の人が集まる国際空港の電源コンセントに電圧が表示されていないのは、やはりここが国際空港であるという意識にどこか欠けるといった印象を持ってしまうのである。
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