今回、上海から香港へ向かうのに香港ドラゴン航空(KA)を利用した。
香港ドラゴン航空(中国名:港龍航空)はCathayPacificキャセイパシフィック航空(CX) (中国名:国泰航空)の100%子会社で、主に大陸と香港を結ぶ路線で運行されているが、日本路線も運行され実質的にはキャセイパシフィック航空とほぼ一体となった運営が行われており、サービス水準もほぼ同じである。
例えば、機内のエンターテイメントはCathay同様に日本語も、英語日本語、中国語、ドイツ語、フランス語、韓国語での多言語で利用が可能になっており、看板こそドラゴン航空となっているが、システムは同じものが使われておりデザインも一緒である。
また機内で鑑賞可能な映画のラインナップも同じで、機内誌などもどうやら共通制作のようだ。
さらに機内の安全のしおりも多言語を意識して、あえて文字での説明を避け、ほとんどが写真と図だけでの説明となっている点もCathayと共通である。
またUSBによる電源供給口があって、スマートフォンなどの充電が可能であり、時々壊れている口があるのが残念だが、スマホが必需品のこの時代にあっては非常に助かる設備であり、これもCathayと共通である。
なぜ未だ会社として統合しないのかはやや不思議だが、ひょっとすると社員構成などに違いがあるのかもしれず、そこまではちょっと乗っただけでは計り知れない。
さて、今回の機内食は豚肉と青梗菜のついたライスとパンの機内食であった。
まあエコノミーの食事なので多くは望めないのだが、まあまあ納得の味である。
またドリンクについては、上海―香港間は同じ中華圏とはいえ一応国際線扱いなのでアルコールもOKのようだが、今回は短時間なので緑茶をいただいた。
が、このお茶がさすがお茶の国中国とあって、非常に味わい深いお茶であり、普段飲んでいる安いお茶とは格が違うほどの旨みがあった。
メニューへの表記には「日本茶」としかなかったが恐らく宇治の玉露だと思われ、お茶一杯ででなかなか幸せになれた飲み物サービスである。
そして、今回さらに幸せなアイテムがもう一つ提供された。
なんとハーゲンダッツのアイスクリームも出てきたのである。
少々貧乏ったらしい話で恐縮だが、ハーゲンダッツこのカップサイズは中国で33RMB(約660円)もするので、普段から気軽に食べられるわけじゃない。
しかも今回かなり安いチケットで搭乗しているため、食事がついて、ハーゲンダッツが食べられて非常に得した気分になった。
しかも最新の映画が観れて、充電ができて、もちろん移動も出来てなんだか申し訳ない気分である。
そして、さらにオマケを言えば今回のCAは全て女性で、しかも若くて美しい女性ばかりであり、男性のとってはこの上ない嬉しい空間となっていた。
まあCAの話は余談だったが、さすが国際線扱いで運行される香港ドラゴン航空は、エコノミーであっても質が高く、さすが世界の航空会社の中でも評価の高いキャセイパシフィックの子会社であるという気がする。
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