私は預け入れ荷物が無かったので、そのままゲートをスルーして待合ゲートへ。
空港開港を取材するメディアの人たちの姿は多かったが、一般客の数はまばらで、到着客を迎えに来ている人の数もそれほど多くなかった。
確かに既に夜の24時を回っている時間帯なので、そんなに到着客をは多いはずはないのである。
到着階のレストランなども当然やっていない。
それでも、今晩どのくらいの数のフライトがこの空港にやってくるのか確かめようと、到着便情報ボードを見つけたところ、なんと写真のようにまだ稼働しておおらず画面が真っ黒だったのである。(笑)
恐らくこんな光景も停電時と開港時しか見られず、やはり独特の光景である。
さて、市内へのバスにはまだ時間に余裕がありそうだったので、とりあえず出発ロビーに上がってみた。
この空港も軽量鉄鋼組の屋根の高い構造の空港ターミナルになっており、白を基調とした天井と柱が明るく感じ、一部は到着階から吹き抜けになっていて広々と感じる。
まあ美しいと言えば美しい空港ターミナルだが、実は最近の中国の空港は多少のデザインの違いは有れどもほとんどがこんな構造の空港になっており、目隠しして連れて来られたらどこの空港か見分けがつかない程にどの空港も雰囲気が似通っている。
流行りなのか空港を設計するデザイナーがあまりいないのか分からないが、ここまで似ていると横並びになり過ぎて美しさが美しさでなくなり、各空港が没個性化している印象は否めない。
2階の出発階のチェックインカウンターを見に行こうとしたら、航空会社の制服に身を包んだ女性たちがゴロゴロと手押し車に段ボールやパネルやらを載せて外から入ってきた。
どうやら旧駱崗空港から運ばれてきた荷物のようで、つまり今回の空港引っ越しの荷物であるようで、旧空港が22時に閉まったあと荷造りして運んできたものだと思われ、これも開港当日ならではの光景である。
出発階の天井には新空港開港を祝う垂れ幕が2本下がっていたが、逆に言うと新空港の開港を祝うといった雰囲気はこの垂れ幕以外には見つけることが難しかった。
日本なら、もう少しあちらこちらに花飾りやリボンなどが装飾され開港に花を添えそうなものであるが、中国ではそこまでの事はやらないようである。
空港の表に出るとこの日は雨が降っていた。
空港を外側から見るとガラス張りの外壁からは内部の様子が非常に明るく見え、周囲まで照らす姿がとても印象的で、まるで巨大な宇宙船のようでこの空間に入りたくなる魅力を放っている。
一階到着ゲートのすぐ外にリムジンバス乗り場とタクシー乗り場はあり、リムジンバスの切符売り場の建物もあった。
今夜に限りリムジンバスは無料とのことで、切符売り場は閉まっていたが、本来ならここで料金を払うことになり、市内までは25元とのこと。
まあバスとして考えると決して安くはないが、市内までの距離を考えると致し方ない料金ではあるが、なんといっても今夜は無料なのでとてもラッキーである。
(つづく)
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