台湾(台北)桃園国際空港は少々特殊な構造しており、2本の滑走路に挟まれた中央部分にそれぞれの滑走路に平行して搭乗ゲートが設置されている。
そして旅客ターミナルはその南北の搭乗サテライトの中央部に橋渡しをするような位置で現在2つの旅客ターミナルが設置されている配置となっている。
つまり2つのH型のターミナルが縦に重なっているというような配置で、2つのターミナルの間隔は200~300mほどあるだろうか。
このように2つのターミナルがある場合、空港でトランスファー(乗継ぎ)をする時にターミナル間を移動しなければならないようなケースも出てくる、
台湾(台北)桃園国際空港では、この2つのターミナルを結ぶ手段として、バスとスカイトレイン(SKYTRAIN)という新交通システムを設置している。
このスカイトレインは、2両編成のゴムタイヤトレインとなっていて、1両はフリーエリア、1両は空港ゲート内の旅客や係員の輸送となり、乗車口を前後で分離することによって両方の利用客が一度に移動できるようになっている。
利用は無料である。
このスカイトレイン、ターミナルの端っこにあり、あんまり存在を知られていないのか、利用客はあまり多くないようである。
というか、台湾(台北)桃園国際空港は滑走路2本とキャパもそれほど大きく無いため、この空港においてトランスファーを行うケースは恐らく非常に少なく、ターミナル間を移動するケースはあまりないようである。
さらに、ターミナル間バスの存在もあり、このスカイトレインにかかる比重はそれほど高くない。
そのため一両あたりのキャパシティもせいぜい椅子なしのバス程度であり、それほど大きくない。
それでも日中は2~4分間隔、22時以降の深夜は4~8分間隔と小まめに運行され、24時~6時までもボタンで呼び出せば、電車が動く状況らしく、エレベータ並に便利に使えるようだ。
さて実際乗ってみると、自動運転ということもあって、発車ベルが比較的大きい印象でけたたましく鳴る。
動き出すと、タイヤ走行のため走行音は静かだが、思ったよりは振動は大きい印象であった。
そして1分ほどであっという間に到着。
果たしてこれだけの設備を準備する必要があるのかと思うくらい近い印象であるが、スーツケースを押して歩くことを考えれば非常に便利な移動手段とも言える。
さらに台湾(台北)桃園国際空港では第三ターミナルの設置も計画されており、その際には当然このスカイトレインも延長される見込みで、ますます重要度を得ていくであろうと思われる。
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