湖北省西部の山岳地域に建設されていた神農架空港が今年10月にも開港する見通しとなったと中国青年網が伝えている。
神農架空港は湖北省神農架件紅坪鎮の海抜2580メートルに建設されている高地空港で、冬の間は150日間も氷に閉ざされる厳しい条件下の中、数百名の作業員によって2年をかけて山を削り空港の整地を行なってきたとのこと。
滑走路2800mの4C規格の支線用空港として整備が進められており、B737-800やA320クラスの中大型機も離発着が可能だとしている。
開港後は湖北省の省都武漢市と50分ほどで結ばれるなど、年間2917回の離発着により25万人の旅客と1130トンの貨物利用を目指しているとのこと。
神農架地区は周囲が野生動物の保護区に指定されるなど、森林自然が豊かな地域となっていて地元では観光客の誘致や緊急時の地元の貴重な足として今回の開港に期待が寄せられている。