広東省の珠海金湾国際空港が今年2014年中に国際航空路線の開設する計画であると網易網が伝えている。
7日に中国南方航空の関係者の発表によると、広東省珠海金湾国際空港では今年11月までに入出境管理局の設置が予定されているとしており、これに合わせて同社では珠海空港から国際航空路線を就航させる予定だとしていて、現在の予定では、韓国と東南アジアへの路線開設が検討されているとしている。
珠海空港では以前から国際線就航の要望が出されていたが、周囲には広州、深セン、香港、マカオといった空港が、直線距離で150キロにも満たないような非常に接近した場所に設置されており、中国でも最も空港の密集地帯した地帯となっていることから国際線の就航がなかなか実現しなかったとのこと。
しかし2013年現在珠海空港では年間290万人の利用客が有り、前年より80万人以上も増えている状態となっている。
しかも2013年には約1億人が珠海から出入境したとされ、そのうち1800万人が香港・マカオの空港への需要となっており、逆に珠海金湾国際空港へ流れている需要はそのたった10%の180万人に過ぎず、需要が外へ流れている状態となっているとしている。
港珠澳大橋が着工され、中山、江門という都市を背後に抱える珠海金湾国際空港では国際化によって今後爆発的に利用が増えることが期待されている。