日本の羽田空港が航空機の定時運航率で7月も世界一となり5か月連続で首位の座を守ったと中国日報が伝えている。
アメリカの航空データ専門サイトFlightstats.comが世界の主要国際空港35箇所の定時運行率を調査した結果によれば、日本の羽田空港(東京国際空港)は95.04%で3月から5か月連続で首位になり、この5か月間は91~95%の定時率を保っているとのこと。
2位には同じく日本の成田空港が入り、86.38%となっているが、上記対象の35国際空港以外を含めると、大阪の伊丹空港が96.06%、名古屋空港が91.70%と羽田を上回っており、次いで福岡空港が90.25%、札幌新千歳空港が87.03%、関西空港が87.03%と日本の主要空港は軒並み85%を超え、日本の空港の定時運航率の優秀さを示す結果となっている。
逆にワースト1・2には中国の北京首都国際空港と上海浦東国際空港が並んでしまい、北京首都国際空港が18.3%、上海浦東国際空港が28.72%となっていて、中国の空港の定時運航率の悪さが浮き彫りになっている。
ちなみに上記の2空港以外でも杭州蕭山国際空港が15.18%、上海虹橋国際空港が15.92%、広州白雲国際空港が18.47%など、中国の空港は定時運航率が40%を超える空港が一つもない状態になっており、隣国日本とは対照的な航空状況となっている。
国際空港協会のデータによれば、北京首都国際空港の2012年の利用客数は8193万人で世界2位となっており、航空機の離発着数も急増しているとのことだが、航空関係者によれば空域の混雑に加えてPM2.5による視界不良が定時運行を妨げているとしている。
また羽田空港は昨年の旅客利用者数は6680万人で世界4位となっており、遅刻客が少なかったり、後部座席の人から搭乗したり搭乗客マナーが行き届いていることがスムーズな出発に結びついていると関係者は分析している。
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