マカオ国際空港にトランジットのために立ち寄った。
このマカオ(澳門)は1999年にポルトガルから中華人民共和国に既に返還されており、このマカオ国際空港も同時に中国の空港となっている。
ただ、返還後もマカオは香港同様に一国二制度(大陸・香港・マカオで三制度といえるが)が保たれ、大陸側とも香港とも行政的には切り離され独立した法制度で統治されている。
その玄関口となるのがマカオ国際空港で、1995年に開港し観光とギャンブルの街への入り口となっているが、近年では混雑する香港や広州を避けて中国大陸や東南アジア格安航空会社のトランジットの拠点としても利用され始めている。
今回トランジットのためにマカオ国際空港に立ち寄り、一時を過ごすことにした。
空港自体は非常にコンパクトで、滑走路こそ3360mX45mと日本の大型空港に匹敵するほどの長さだが、ターミナルはそれほどの規模はなく曲線状の形状のために実際は見渡せないが、直線なら端から端が見渡せる程度の大きさとなっている。
さて、この日は夕方の2時間半程度の乗継ぎ時間であったが、小腹が空いたためレストランで食事をとることにした。
搭乗ロビーにあるレストランは2軒だけで、「Macau International Airport Restaurant(マカオ国際空港レストラン)」と「Food Paradise」があり、今回は入り口の看板の海老(蝦)ワンタン麺がおいしそうだったというか、お腹の空き具合とちょうどマッチングしたので前者を選択した。
海老ワンタン麺と言えば、日本のラーメン同様に香港の日常食のような存在で、つまり広東料理の代表の一つであり、広東の一部といえるここマカオでも同じような扱いと思われる。
価格は1食75MOP(パタカ≒約1000円)で、やや割高で空港価格といえばそれまでだが、何とか許容範囲内というところ。
ちなみにこのレストランではこんな少額だったがクレジットカードが使え、トランジットで寄っても現地通貨を持たずに食事が出来るため非常にあり難い。
で、出てきたのが写真の海老ワンタン麺。
日本のラーメンに比べると非常に小ぶりの器に盛られており、参考のためにチケットと並べてみたが日本でいう小鉢より少し大きいくらいの程度の器。
三食の食事としては物足りない量だが、今回はおやつ代わりなので、程よい量だった。
早速食してみると、ワンタンの海老がぷりぷりで美味しいし、スープも程よい塩加減で満足できるレベルのものだった。
麺も通例に違わず細麺で、ツルツルと美味しい。
まあ香港市内の本格店と比べてしまうと見劣りする可能性はあるものの、ここでの食事としては十分合格点である。
今回の食事ではコーヒーか紅茶も選択でき、時間の許す限りお茶も楽しむことが出来る。
ちなみにこのレストランでは、もっと食事をガッツリ摂りたい方のために、様々な一品料理が用意されており、利用客の要望に応じた幅広い料理が楽しめる。
マカオ国際空港は香港ほどには規模が大きくないために、免税店の規模などもそれほど大きくはないが、短時間のトランジットなら十分リラックスできる空間であり、チャンスがあれば皆さまもぜひご利用していただきたい。
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