上海虹橋国際空港のT2(第2ターミナル)は上海万博直前にオープンした新しい
ターミナルで、LCCの春秋航空を除く全ての国内線が発着する。
 早朝6時過ぎから既に運行は始まり、各地へ向けて数多くの航空便が国内に向けて出発していく。
 こういった利用客のため、空港ビルに入居するレストランでは日中に提供されるメニューとは違う朝だけの朝食メニューが提供される。
 今回、そのうちT2到着階にある「永和大王」という朝5時からオープンしているお店で朝食を試してきた。

上海虹橋国際空港T2の永和大王

 注文したのは肉松飯団セット17元で、いわば中国版おにぎりセットとでも言うものであろうか?
 このほか豆乳が一緒についてきてホットとコールド、砂糖の有り無しが選べた。

永和大王の肉松おにぎりセット

 肉松(ロウソン)というのは甘辛く醤油と砂糖で煮込んだものを線維のように裂いて乾燥させたものをご飯にいれたもので、中国のローカルメニューにはよく登場する食材である。
 日本の桜でんぷんに食感としては非常に近いものである。

 この肉松で味付けでした具材が、ご飯の中に海苔巻きのように包まれているのが、今回の中国版おにぎりである。
 といっても中国のおにぎりは海苔を使っているものはほとんどなく、竹の皮や紙で直に包んであるものが多く、このお店でも大きなキャンディの如く紙で包まれていた。

肉松おにぎりの断面

 で、早速食してみるが、小さいように見えたこのおにぎりは、押し寿司のように結構圧縮されているのでボリュームは思いのほか多い。
 押し固められている分だけ日本のおにぎりよりは固めかもしれないが、気になって食べられないほどのものではない。

 肉松の甘みが食を進ませ、豆乳の力を借りてあっという間に完食。
 朝食としてはボリューム的にも十分な量だという気がする。

 中国でもファーストフードのお店に行けば、パンの朝食はそれなりに摂ることが出来るが、ご飯食のお店は非常に少なく、おかゆやワンタンばかりであり、その意味では貴重な存在といえる。

 ちなみにこのお店では、このほかに牛肉麺のメニューや肉まん、おかゆなどのメニューがあり、いずれも20元以下で比較的お気軽に食べられ重宝する。
 もちろん空港価格であることも否めず市内のお店とよりは高めで、それ故かこの日も利用者は少なかったが、飛行機を乗継ぐ利用客にとっては貴重な存在であることもまた確かで、是非覚えていただきたい存在の一つである。

上海虹橋国際空港の到着ロビーの一角のお店

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