天津濱海国際空港が北京の高速鉄道の拠点窓口である北京南駅からの無料アクセスサービスを今月中から開始することになったと北京日報が伝えている。
天津濱海国際空港の関係者によれば、天津航空(GS)、奥凱航空(BK)、厦門航空(MF)、台湾復興航空(GE)など航空4社と共同で、北京南駅から天津濱海国際空港へ高速鉄道とバスを絡めた無料アクセスサービスを実施することになったとのこと。
具体的には、北京から天津濱海国際空港の航空機に搭乗する利用客に対して、北京南駅に設置されるシティエアターミナル（城市航站楼）で、チケット販売やチェックインサービスを行ない、そのまま北京南駅から京津城際鉄路に無料で乗車、そして天津駅到着後に無料バスに乗り換え天津濱海国際空港へ移動できるとしている。
全行程1～1.5時間が見込まれているが、北京首都国際空港へ移動するより短時間で到着でき、今年7月にも予定されている天津濱海国際空港二期工事完成の際には、高速鉄道の直接乗り入れも予定されていることから、北京南駅からさらなる到達時間短縮が見込まれる。
このサービス開始には政府からの援助も行われる模様だが、北京南駅と天津濱海国際空港が一体化されたサービスを実施することにより、今年中にも着工が予定されている北京新空港や既存の北京首都国際空港との競争力を強化する狙いがあるものと見られている。
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