合肥新橋国際空港その2「生まれたての空港」

飛行機に乗り込んで周囲の乗客に聞き耳を立ててみると、流石に今日から新しい空港になることを知らない人はいないようだったが、私同様にチラシを見てリムジンバス無料の知らせを喜んでいる人は何人かいた。

そして、驚いたことに私以外にも日本人が乗っているようで、日本語の会話も聞こえてきた。

「こんな時間なのに、日本人もいるのか、、、」

今や中国にはどこにでも日本人がいるといった印象である。

さて、機内は新しい空港へ向かうと言った特別な緊張感もなくフライトが続いていたが、途中結構気流が激しい個所があり、何度も揺れた。

まさか落ちることはあるまいが、ちょっと生みの苦しみのような神の洗礼かも知れないなどと考えつつ目的地へ向かう。
着陸前になっても細かい揺れは続いていたが、無事新空港の滑走路に着陸した。
窓に雨粒が付き、路面が濡れどうやら現地は雨のようだった。

滑走路から駐機場に移動する状況を、隣の人越しに窓の外を眺めてみたところ、ターミナルの方はがらんとしており、流石開港したての空港だなという状況だったが、残念ながら別のボーディングブリッジに既に先着していた1機の飛行機がいるのを見つけ、1番機争いは叶わなかったようであった。

遠くに一機だけ先客が見えた。

それでもほとんど飛行機が駐機していない、がらんとした空港に到着するのは何とも言えない優越感があり、こんな体験は滅多にできるものではない。
最近でこそ各地の空港で新ターミナルオープンが相次いでおり、新しい設備を体験する機会はそれなりに多くなったと思うが、こんなに大きな規模の空港で航空機のない時間を体験できるのは新規開港時だけである。

そして機体は7番ゲートに到着し、ドアが開けられ、降機が始まる。
いよいよ新空港への踏み入れである。
ボーディングブリッジも当たり前だが真新しくピカピカである。

(つづく)
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