2014年の春節2日目、上海から程遠くない場所にある空港の一つ、寧波空港を訪れてきた。
中国というのは、広い国土の割には、都市圏にはかなりの数の空港が密集しており、上海浦東空港と上海虹橋空港が近いのは致しかたないにしろ、長江デルタだけで浦東・虹橋・南通・無錫・常州・揚州泰州・南京・杭州・寧波と300キロ圏内に9つもの大きな空港が密集している。
さらに舟山や江蘇省の啓東にもコミューター航空規模の空港があり、軍用空港など私の確認していない空港も入れれば非常に多くの空港があるのである。
日本の東京圏であれば、土地が狭いということもあって、成田と羽田が2つあるだけで過剰と言われ、茨城空港が邪魔者扱いされるほど、空港の数が新設されるたびに目くじらを立てる人が多いのだが、中国では都市圏ごとに大きな空港が設置され、しかもかなりほとんどの空港が国際線が就航する国際空港となっている。
その寧波櫟社国際は寧波市の中心部から比較的近いところにある。
今回は昨年開通したばかり杭甬鉄路を使って上海から2時間半ほどで着いた。高鉄と呼ばれるの速い列車ならたった1時間半である。
寧波駅も新しくなっており、従来の在来線と並ぶようにホームが設置され、無数のホームの数が並び、最近の高速鉄道のどの駅にもあるような巨大な駅舎が特徴的だ。
ここから寧波空港へはシャトルバスが運行されているが、駅と空港間専用ということではなく、空港と市区を結ぶラインの途中にある。
寧波駅のバス乗り場は南口の巨大なロータリーをぐるっと囲むようバス停が設置され、中心が待機バスの駐車場となっているが、空港行きバスは11番乗り場の先のちょっと離れた場所が発着場となっている。
まだ駅前広場が完成していないので、臨時の発着場という扱いなのか、屋根もベンチもなく、ただ看板が一枚設置しているだけで、料金授受の係りの人も屋外で椅子に座ってバスの到着を待つような状態だったのである。
(つづく)
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