先週の雷雨は凄かった
先週の8月1日の雷雨の時には自宅にいた。
非常に暑かった日の夕方3時半過ぎからだったろうか?
風がビュービューと強くなり、強い雨がいきなり降りはじめた。
これまでも夏の夕立程度の雨は上海で何度も体験しているが、今回の雨は体験したことが無いような強い雨だった。
バケツをひっくり返したという表現がぴったりのような雨が降り、風がビュービューと水煙を巻き上げ、その水煙で私の家の道路を挟んだ向かい側の住宅が見えなくなるほどに真っ白い世界となったのである。
よく北国の雪景色の中ではこういったホワイトアウト的な風景を目にするが、雨の水煙で視界が見えなくなるような体験は初めてだったような気がする。
そしてベランダから見える眼下の道路にもどんどん水が溜まって行った。
ここへ引っ越してきて4か月近くになるが、本来そこは水が溜まるような場所ではなく、これまで降った雨で水溜りが出来たことは見たことが無く少々の雨でも道が塞がれるようなことは無かった。
しかし今回の雨では排水設備が間に合わないのかあっという間に道路をふさぐほどに大きな水たまりが出来、やってきた車が躊躇する程広く深い水たまりが出来ていたように思う。
こちらは上から見ていたので、詳しくは分からないがひざ下くらいまであっただろう。
その水たまりを大きな水しぶきを上げて走り抜ける自動車の様子もすごかったのである。
実は、この道の先には空港を潜るトンネルがあるのだが、確認はしなかったが恐らく冠水は免れなかったのではないかと言う気がしている。
そして虹橋空港自身も案の定、16時~17時半まで90分ほど滑走路が閉鎖されたというのが翌日のニュースに出ていた。
2時間以上の遅れた便が123便、4時間以上遅れた便が44便、52便が欠航となったとのこと。
まあ迷惑を被った乗客達には気の毒だが、あんな気候の中で離発着など出来ないのは当然で、安全を考えたら仕方ない状態だったと思える大雨だったのである。